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敷地はゆとりのある区画分譲地の中心であり、南側は広がる田園風景だが、接道する北側に鉄道が走り、東側に高速道路と県道が近接するため、日常の騒音を緩和をする必要があった。
そこで北側には高さと開口部を最小限とした外壁に並行して、地場産杉の塀を設けバッファとしての通路を設けることで、遮音効果を期待した。
通路を介し平入りの建物は、光と風が通るよう庭を囲むコの字型に配置し、生活の中心となるLDKを北側に、季節の移ろいを感じる百日紅を植えた中庭を介して南側にプライベートルームを設け、招き屋根で連続した。
階高を抑え垂木構造からなる建物は、空間に安心感や落ち着きをもたらしており、軒深い室内には庭に設けた建設発生土による築山が、反射による淡い明るさもたらしている。
用途:住宅
構造:木造
規模:地上1階 延べ床面積 112.35㎡














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